2017年4月27日木曜日

7年目



先日、マタニティの撮影のために来社してくれたお二人がいました。
9年前に結婚式を撮影させていただいたお二人が僕の名前を検索してユニゾンにたどり着いてくれたとのこと。
それがとてもありがたく、うれしい再会でした。
写真が苦手なお二人なので、最初はなかなか表情が硬い感じで、話しかけながら撮ったり、無言で撮ったりとか、連続して撮ってると疲れちゃうのでブレイクのためにライティング組み替えたりしながらお二人がリラックスする瞬間を探りました。
その中でワンカット、すごく気に入った写真が撮れました。
しぜんに微笑んでくれたお二人の表情がすごくよくて、このカットすごく気に入ってます。
この瞬間はお二人の表情だけに集中してて、撮れた写真はマタニティな雰囲気は全くないのですが・・・ 

その日、4/22にユニゾンは設立6周年を迎えました。
そんな日に9年前!のお客様が訪ねてきてくれたこと、撮影させていただいたことはとても嬉しいことでした。


今はだれでも写真を撮れる時代です。
カメラは特別なものではなくなったし、カメラがなくても携帯で撮影できます。
携帯に押され、カメラの価値すら下がったのかもしれません。
それに伴って写真そのものの価値とか重みも軽くなったような、なってないような・・・
そんな時代に写真を生業とする人間として、思うところはたくさんありますが、理屈っぽくなるので、今回はやめときます。
7年目が始まって、引き続きどたばたしてますが、いろんなことに慣れちゃわないようにやっていこうと考えています。
これからもよろしくお願いします。

2017年4月12日水曜日

これはデジタルが悪いとかフィルムが良かったって話ではありません

 

中古カメラ見てると、昔のものの形っていいなと思います。
このウィンドウの中に欲しいものがあるわけではないけど、ものとしての魅力は確かにあるなと感じます。

そこにはこのカメラたちが活躍した時代への思いものっかっちゃてるのかもしれませんが・・・

 

デジタルの時代になって、カメラそのものに愛情を注ぐって感覚はだいぶ薄くなったなと思います。
そして、写真一枚の重みもどこか軽くなったような・・・
 

本当は違うんだけど、写真を撮ることがあまりにも気軽すぎて1回シャッターを押すことの気合みたいなのは薄れてしまったんだなと感じることが多くなりました。
あとでなんでもできちゃうし、できるからいいでしょって感覚が仕事で撮っているプロにすらある人が多い。

だから発注する側も当然そういう感覚でこちらに接してくる。
でも、やりすぎちゃって絵みたいになっちゃってる写真を見るとなんかなーと思うんです。

広告だったら必然とか必要とかあるんだろうけど、そうじゃないとこに施される修正ってのは、まあひどいものになってるものがたくさんあると感じます。
 

写真て撮る瞬間にほぼやることは終わってると思うし、常にそういう気持ちで撮る人でありたいなと思います。
撮るからにはずっと。


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